にわかふわん

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘いのにわかふわんのレビュー・感想・評価

4.8
アキラナウェイさんの投稿を読んで、絶対見ようと思い鑑賞。

有料放送ならではの、日本のニュースでは放送できない映像。

デモに参加した丸腰の平和的なデモの市民、キリスト教宣教師、赤十字の人々までがデモに参加し、政府側のティテユスキー(政府に金で雇われた人殺し衆)と警察とベルクト(特殊部隊)が、最終的には暴動鎮圧という名の下に(どうやら暴動を引き起こしたのは政府側の市民を装ったやつら)虐殺されたドキュメンタリー映画。
このマイダン革命で、93日間で死者125人、行方不明者65人、負傷者1890人、ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領は結局ロシアに亡命し、プーチンが受け入れる。その後もロシアはクリミアを併合し、現在に至る。

どんなに市民が警察に心に響くことを言っても全く届かず、結局は何をやっても政府側の方が2枚も3枚も上手。

若い女性「一体どう育てたらあんな人間になるの?やつら(警察)はわざと怪我人を運ぶところを狙って撃ったのよ」
司祭「彼らは聖職者も撃った。なんという罰当たりだ。彼ら(警察)は平然として神に仕えるものに対しても重厚を向けた。」

観ていて、私はなぜ、アラブの春は成功して、ウクライナは成功しないのか。結局はロシアに楯突いても、組織力、軍事力でも情報戦でも全く歯が立たない恐ろしさを痛感した。これ、中国でも同じことが言える。

世界の勢力図が
「ロシア&中国」対「その他の国々」になっていると感じた。

それにしてもこの大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ、ググってびっくり‼️元暴力団で強盗(一説には強姦も)で服役してる‼︎いや〜、プーチンもKGB出身だし、まさにマフィア国家ですね。