ある殺人者の告白のこころのレビュー・感想・評価

PTSDを抱えた退役軍人の姿…

主人公は精神が崩壊しているのだろうけれど、そうなるまでの幾つもの背景を映画の限られた時間の中で、そして一人芝居で表現する凄さ。
根本に主人公には愛着障害があるのだろうし、それゆえに志願して入隊したのだろう…。
退役後はPTSDを抱えることになり、精神疾患の自分と、わずかに残る本来の自分とが入れ替わり立ち替わり現れるその様子が、三面鏡を通して表現されていたのだろうなぁと思いました。