さとまり

10 クローバーフィールド・レーンのさとまりのレビュー・感想・評価

3.9
前情報なしで、DVDのジャケットも見ずに鑑賞したのがよかったかも。ずーーーっと、これどっちなの?◯なの?×なの?って惑わされる。

車の事故で気を失った主人公ミシェルが、目が覚めたら謎の部屋の中で点滴につながれてる。奥からおじいさんが現れて「君を助けた」と言って食事を出したり薬をくれる。でも、部屋は施錠して出してくれない。おじいさんの話によれば「外は攻撃を受けて空気汚染されてる。1〜2年はこのシェルターの中で過ごそう」ってことだけど、その話がそもそも本当なのか?嘘なのか?疑心暗鬼でおかしくなりそう。ミシェルの演技がよかった。心の葛藤、不安、焦り、恐怖の表現が素晴らしかった。最後のシーンのミシェルの決断が、自分の弱さに打ち勝っててスッキリする。

惜しかったのは
あまりにもシェルター生活のシーンが長くて、これなんの話ですか?ってなってくる。1つ付箋貼って回収してないのがモヤモヤ。
個人的にはオチが逆パターンだった方が気持ち悪くてよかった。終盤で主人公が妙にもたついてんのがイラつく。早くしろよ!ってなる。
さとまり

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