エヴォリューションの桔梗のネタバレレビュー・内容・結末

U-NEXTにて鑑賞。

あらすじで見かけた”ある医療行為”が何なのか気になり鑑賞を決意した本作。軽い気持ちで観始めたのだけれど、こんなに無機質な映画は観た事が無い。響く音は風や波の音のみ、発せられる言葉は抑揚の無い単調なリズム。登場人物の表情は生気を感じられず、皆が同じ無表情。これがこの作品の世界観なのだけど、異質感が尋常ではない。

「ミッドサマー」のように、そこに住む人々の狂気を描いた作品なのかと思っていたら、大いに見当違いのSFホラーだった。何となくイメージ的にはキャトルミューティレーション連想させる。行為の内容はまったくもって違うけどね。

兎に角序盤から終盤まで理解不能な映像が続き、ストーリー性はほぼ皆無に等しい。鑑賞後も、あれは何だったのか。と拍子抜けしてしまい、全く釈然としない。結局女性たちの正体もいまいち掴めない。唯一分かった事は彼女達が人間ではないと言う事のみ。

81分という短尺だったから鑑賞出来た作品。