不思議な映画でした。ジャンル的にはホラーになると思います。
舞台は静かな島で、この島には子供と女性しか住んでないです。なので大人の男性は一人も出てきません。少年ニコラも母親と暮らしているんだけど、島の他の少年たちが次々と病院らしき建物に連れて行かれている事に気づく。違和感を覚えたニコラがある夜、遅くに外出する母親の後をつけて行くと母親が海辺で他の女性たちとある事をしてる所を目撃してしまう･･･。
深い海中の美しさと閉塞感すらある不気味な感じが映画全体を支配しています。そしてこの映画、セリフが少なく説明もほとんど無し状態なので色々な謎を、多分こういう事なんだろうと想像させていく事になります。
フランス映画なんで独特な感じがしましたね。アメリカのホラー映画みたいに派手でビックリさせたりするんじゃなく、物語自体もゆっくり進んでいき、ジワリジワリと心理的に攻めてくる感じでした。
この監督の世界観に入り込めるか、入り込めないかで評価は分かれるかもしれませんね。と言いつつ中途半端な評価になってますが。笑
