バーバラ・ブーシェの美しい肉体を舐めるように映す妖艶なオープニング。人妻のマリアは浮気を夫になじられた直後、夜中に押し入ってきた何者かに殺される。
首に針を刺し、神経を麻痺させて動けなくした状態で、生きたまま腹を裂くという残酷な殺害方法。刑事のパオロはマリアの夫を疑いつつ、偏執的な殺害方法から変質者の線も考える。次々被害が出る中で、どうやらある美容サロンの顧客や関係者であることがわかってくる……
美女の裸、70年代インテリア、黒づくめの犯人、怪しい容疑者とジャッロ味は強く、楽しめた。ただ、犯人がわかっても印象がなかったからか「誰⁈」ってなった(笑)。