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ロープ/戦場の生命線のatmyownpaceのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
4.0

スコア意味なしメモ用

●概要
紛争地帯で国際支援団体の一員が現地の子供と接していく中でリアルな内情に触れていく話。

●感想
不条理の一言。
権力やガチガチに縛られたルールの中で、あくまで一部品として思考停止して働く兵士たち。

自分が戦地にいる目的は何かを深く追求して、任務にあたる兵士がいったいどれくらいいるのだろう?これは会社や組織に属して働いている人全員に置き換えられる。

自分は戦争を実体験したことはないし、日常生活で死体がごろごろ落ちていたり、いちいち地雷を気にしながら車を走らせなければいけないドライブなんか一生ごめんだ。

世の中にはいろいろな仕事があるのだと思い知らされる。幼少期からの自分が生まれ育った環境には全く満足していないけれど、それでもこういう映画を観ると本当に日本で生まれ育ってラッキーだと思うしかない。

政治のことはよく分からないけれど、政治が本当に国民のためにあるのなら、この映画のラストのような事はきっと起こらないだろう。自分が五体満足で生きていることに感謝したくなる映画でした。少しずつでも、ちゃんとしていこう。