ロープ/戦場の生命線の作品情報・感想・評価

ロープ/戦場の生命線2015年製作の映画)

A Perfect Day

上映日:2018年02月10日

製作国:

上映時間:106分

3.8

あらすじ

1995年、停戦直後のバルカン半島。ある村で井戸に死体が投げ込まれ生活用水が汚染されてしまう。国際援助活動家“国境なき水と衛生管理団”のメンバーのマンブルゥ(ベニチオ・デル・トロ)は死体の引上げを試みるが、運悪くロープが切れてしまう。彼はビー(ティム・ロビンス)、新人のソフィー(メラニー・ティエリー)、通訳と共に、1本のロープを求めて、武装集団が徘徊し、あちこちに地雷が埋まる危険地帯をさまよう。…

1995年、停戦直後のバルカン半島。ある村で井戸に死体が投げ込まれ生活用水が汚染されてしまう。国際援助活動家“国境なき水と衛生管理団”のメンバーのマンブルゥ(ベニチオ・デル・トロ)は死体の引上げを試みるが、運悪くロープが切れてしまう。彼はビー(ティム・ロビンス)、新人のソフィー(メラニー・ティエリー)、通訳と共に、1本のロープを求めて、武装集団が徘徊し、あちこちに地雷が埋まる危険地帯をさまよう。そして国連軍のキャンプで本部から派遣されたマンブルゥの元恋人カティヤ(オルガ・キュリレンコ)と合流して、不良少年グループに苛められていた少年ニコラと彼の住んでいた家に向かった。そこで彼らが向き合うことになる衝撃の真実・・・・・そこで彼らは何を目撃したのか?

「ロープ/戦場の生命線」に投稿された感想・評価

nogsing

nogsingの感想・評価

3.9
国際援助活動家が紛争地域で奮闘する様を、ユーモア交えて描いたヒューマンドラマ。一本のロープを手に入れる過程で様々な困難が起こるけど、登場人物が皆明るく前向きで、ジョークを忘れないので楽しそうですらある

しかしそこはやはり戦地。笑い飛ばせない現実が確実にあって、その苛烈さに思わず我にかえる場面も多々。その緩急が絶妙でした
hiromen

hiromenの感想・評価

4.0
面白かったし、好き。
人間がしていることって…という無力感というか、脱力感が心地よく感じるラスト最高でした。
vivalaviwa

vivalaviwaの感想・評価

3.3
くすっと笑えるユーモアが
全編に渡りあちこちに。

音楽も相まって
これは映画館で観た甲斐がありました!
Aya

Ayaの感想・評価

3.6
いつもの凄みのあるデルトロも見れるしダサくてかわいいとこも見れるし、この映画、両方向にデルトロの魅力が炸裂してると思います。

「ボーダーライン」みたいな映画を想像してたらコメディかよ!!

最近のデルトロ映画は「シカリオ」シリーズとか「エスコバル」とか、とにかく悲惨で怖いやつばっかだったじゃないですか?
(正確には「エスコバル」と「シカリオ1」の間に撮ったのが本作)

だから今回もポスターイメージが戦場っぽい(正確には井戸の中)からそういう話なのかと思って、結構覚悟して見出したら・・・。

だってファーストカットがすごいじゃないですか?
やってることも、現地の人たちの生命線である井戸から死体を引き上げる。

いや、これはかなりハーコーな話が始まったぞ・・・と思ってたら、どうも雲行きはあっけらかんと、雰囲気はふやんと、そして登場人物の国境なき衛生管理なんたら団のみんな、ぼやぼやしてる。

ガンガンのロックをかけて車を運転し、無線では必要最低限のやりとりとジョーク。
そして死体を引き上げる際のロープが切れてしまう、というトラブルに見舞われても普通に「あーあかんかったか。じゃあどっかで新しいロープ持ってきたらええな!」とあんま深刻じゃない。

いや、起こってることは深刻ですよ?
だって死体が井戸に浮いてるんですから!
でも国境なきなんたら団のみんなが(新人を除いて)全然深刻そうでなく、とりあえず出来ないなら出来るようにするしかない、誰の指示でもなく現地の人のためにやることをやるという姿勢が淡々としてる。

地元の店から諸外国の見張り小屋、そして偶然出会った少年の家までロープを訪ねて三千里ですよ。
(てか国連の基地に帰ったならそこから拝借してくればよくね?と思ったり)

そして一度帰った基地からはロシア系の女性調査官も同乗することに。
しかもそれはデルトロの浮気相手!

いや、なんか家族と遠く離れた過酷な状況で仕事してるから的な浮気とか、ものすごよくある話且つ、意外にもこの女のデルトロ愛が根深く、正妻(正確にはガールフレンド)直接対決までされてるとかお前、オトコとしてダサすぎる!っていうww

女に対してはダサいけど、新人のフランス娘に対する思いやりだとか、出会った現地の少年への気遣いってか思い入れとか、人間らしく、仕事に対しては最大限の努力はするけれども、クソ協定のクソな結論に対しても無駄に立て付くわけでもなく、諦める場面では潔い。
せっかく努力してここまでしたのに、それを反故にされても・・・。

そして疲れ果てた中、基地まで帰ろうとするが、またしても別の場所で困っている人のために一つ返事で仕事に出向く、という。
こういう人がいるから、世の中捨てたもんじゃないと思います。

国に家族や恋人を待たせていても、お給料が少なくても、どれだけ悲惨な状況や人間の汚い部分を目にし、命の危険にあっても、今、なう現地で困っている人を助けに行く。
こんな尊い人がいる。

人間ぽい部分とプロに徹する部分が見事に共存しているデルトロのキャラクターは素晴らしいと思います。

そらモテますわ!的なね!!
でもダメよもう浮気しちゃ!!
(注:同僚の仕事のために女を抱け!ってのよくないから!!)
いくら男前だからって!!戦場でフェロモン振りまかないでください!!

そして、比較的見てる私たちに近い目線を持った新米国境のないなんたら団員のフランス娘ソフィー。
彼女の成長がとても素晴らしい。

最初は牛の死体と地雷、そしてベテランのおっさんの無謀運転にキレまくり、井戸に到着したら初めて人の死体を見てしまう(しかもブヨブヨの水死体)。
叫び声をあげ、意気消沈する間も無く・・・戦場、という場所を嫌でも実感し、先輩たちと過ごす中、そしてこれからもここでやっていこう、という覚悟すら感じる最後に井戸に投げかける言葉。
たった1日でここまで成長するんです!!

基本はコメディです。
現地のバルカン半島の人は皆ジョーク好き、と劇中にも出てきますが牛飼いのおばちゃんとか、もうラストのいうてるそばから!に続くその手があったか!の展開とかほんと大爆笑なんです。

でも、ふとした瞬間に差し込まれる内戦中、という現実。
兵士に道を閉鎖されたり地雷が埋まっていたり(この方法すげえ)前へ進むことすら難しかったり、水を売る人、通訳を脅す兵士、捕虜を目撃したり、少年の町がもう完全に戦争真っ只中の光景だったり、その家の中・・・。

コメディだけど、戦争映画の体裁もきちんと整えられており、バランス感覚のハンパないよくできた映画だなー!!と思いました。

あとスペインが作った映画だし、多国籍キャストのため、わりと英語セリフが簡単で見やすかったです。

邦題も原題もめっちゃいいと思います。


日本語字幕:東野 聡
pecoo

pecooの感想・評価

4.0
首吊り用だから売れないよ♡
ロープをめぐる冒険
右?左?それとも上?
ベニチオデルトロがいれば安心だね!
異常者面ティムロビンスも最高
紛争地帯で水をきれいにしたり支援活動をするNGOの面々が、井戸にぶちこまれた死体を引き上げるためのロープを探して奔走する話。もっとシリアスなやつかと思ってましたが、わりとコメディ寄りに作ってあって良い
上手くいかないことばっかりでがっかりするけど、井戸水おそうじクルーのみなさんはいつでも真摯で、かなり前向きになれる映像。死体が井戸にぶちこまれてたのも、きれいな水を売ってボロ儲けしようとする集団の仕業だって分かってからも、みんな最後まで諦めなかったのは、えらい!仕事のあるべき姿だな…

そこら中に地雷が埋まっていたり、武装した兵士が歩き回っていたり、危険な場所にいるという前提のもとで炸裂するティムロビンスのジョークが最高
ベニチオデルトロはティアドロップのサングラス似合いすぎ問題をどうにかして欲しかった…衣装もなんだかかわいいね……ベニチオおじさんもジョークが冴えててグッド
一本のロープを探して奔走するNGO。
地雷だらけの戦地でも明るく生き抜く人々や素直な子供の為に…。
なんにもうまくいかない"PERFECT DAY"でも、前を向いていくんです。
ちぃ

ちぃの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

『爆発シーンも銃撃シーンも使わずに戦場を描いた異色作』とは知らずに観たのでずっとドキドキしてた。

薄氷の上を歩むような紛争地帯の日常。
生活路は地雷だらけ、昨日の友は今日の敵。

ロープ1本のために奔走するNGOの努力もマンブルゥの思いやりも報われないまま終わってしまうのは、NATO他外野の介入に対する批判だったのかな?

戦闘シーンに一切頼らない戦争映画。
こういうアプローチ大好物だわ。

18-71
健一

健一の感想・評価

1.8
池袋・新文芸坐にて。自宅から直線距離にして一番近い映画館なのに11年も行ってなかった。反省。ベニチオ・デル・トロとティム・ロビンスという曲者二人が共演で期待させたが作品自体はイマイチ。よく劇場公開されたなーという感じ。「海の上のピアニスト」のあの少女が顔が全く同じのまま大人になっててビックリ‼️
白畑伸

白畑伸の感想・評価

5.0
傑作!!!!!!!!!!
こいつは面白いかつ好きな映画だったぜ!!

プロットだけで観たくなる発想力と
話が進むたびに作品への印象が変わる構成力!!

思いのほか笑える映画だったな!!www
ティム・ロビンス演じるビーのジョークが
百発百中大当たり!!!
この映画は意外にもユーモアに溢れてる!!

主人公たちの絶妙なチーム感が最高!!
シリーズ化希望!!!

終盤は「マジか…」の連続で
特にラストは「そう来たかッ!!」と
度肝抜かれた!!
伏線の張り方が素晴らしい!!

仕事って大変だけど頑張ってこうや、って映画!!!
クソおすすめです!!!
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