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ロープ/戦場の生命線のTAKAのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
4.3
2018-049-041-008
2018.2.18 MOVIX京都 Scr.9

・パンク!( ̄▽ ̄)b!
・現代の扮装地帯のリアル
・それでも人は生きていく。明日もきっと。

これ、大好き!( ̄▽ ̄)b!

まぁまたも予想とは大分違ったんだけど
( ̄▽ ̄;)
傭兵(デル・トロ)が井戸のために何かしてあげる話かと思ってたら・・・

デル・トロはNGOの人だった。f(^_^;
いやだってデル・トロってカタギ感無くない?
ヾ(≧∀≦*)ノ〃(笑)

NGO団体「国境なき水と衛生管理団」。
デル・トロは3人のチームのリーダー格でリスク管理(地雷対策とか)の専門家。
百戦錬磨の相棒ビー(ティム・ロビンス)、新人のフランス人女性ソフィー、そして通訳。
このデコボコチーム(笑)が、戦地或いは中立地帯で、汚染されていない井戸の確保や下水処理に奔走している。

本作でのミッションは・・・
ある村の井戸に死体が投げ込まれてる!?
!!(゜ロ゜ノ)ノ
村の生活水の危機!
浄化して汚染を防ぐためには24時間以内に死体を取り除かなきゃ!

急げ!
上がってこい!重いフランス人(の死体)!
・・・って、え?
・・・あ?
ロープが切れたぁぁっ!!(゜ロ゜ノ)ノ
ヾ(≧∀≦*)ノ〃

ってんで、ロープを探すお話(笑)
いや、ホントそんだけf(^_^;

そんだけなんだけど、そこを
キャスティングや脚本、そして音楽で、観客をグッ!と惹き付ける作品になってたかと。(^_^)

いきなりバーンとパンクなロックに乗りながら車を疾走させる親父二人!
画面の開放感(^_^)
フワッホー♪(* ̄∇ ̄)ノ♪
渋くロックだぜぃ♪

まさに酸いも甘いも噛み分けたオヤジ達。
無頼でセクハラでアウトサイダー感満載(笑)

だけど彼等は戦場の「ヴェテラン」。
危険なトラップもすぐに見抜く。
どこで、どれだけの犠牲を払って、そのスキルを身に付けたのか・・・

デル・トロとティム・ロビンス、スッゴいナイスキャスティングです。
嵌まってる。

ロープがなかなか手に入らない。
民間人も売ってくれない。
村と村との諍い?
水を売り出す奴等。
非道い!憤るソフィー。
・・・まさか、奴等が・・・?

そんなこんなしてたら、
曾てデル・トロがいいことしちゃった(笑)査察官(美しいオルガ・キュリレンコ(//∇//))が現れたりして・・・f(^_^;
そりゃぁもう大騒ぎさっ♪
ヾ(≧∀≦*)ノ〃(爆)

こんなケイオスな状態が
恐らく現代の扮装地帯のリアル。
地雷地帯を牛を引いて歩く老婆。
横でサッカーしてる子供達。
マトモな神経じゃ無理だよね。

だから?
ヴェテラン二人は逞しい。
動じない。
そうなってしまってる・・・。
そうじゃなきゃやってられない。
ヾ(≧∀≦*)ノ〃

そんな中、ロープ探しのクライマックスで判明した出来事。
!!(゜ロ゜ノ)ノ
。・゜゜(ノД`)
・・・
デル・トロは、子供の心を守った。

そんなタフでエロくて、だけど優しいパンクな男達。
戦場の狂気。
そうでないとやってられない。
きっとソフィーもそうなる(^_^)
そんなドラマをロックに軽快に描いていく。

そしてドラマのクライマックス。
いきなりの天の声。
(゚д゚)
・・・
ここは戦場。
扮装地帯。
已む無いさ。

だけど歩みは止められない
明日も駆けずり回る。
生き続けていく限り。
生きていくから。

Perfect Day。
明日もきっと。
毎日が(^_^)


大人のドラマを切り取った1日。
たった1日の出来事。
だけどこんなにも胸がアツい。
チャラいんだけどね?ヾ(≧∀≦*)ノ〃(笑)

そしてエンディングがボブ・ディラン。
プロテスタント・フォーク。
スペイン人監督が、ボブ・ディランをラストに選んだ。
音楽のチカラ。そして・・・

世界は変われるんじゃないか。
改めてそんな希望を感じさせてくれた(^_^)

追記。
・タイトル。
Perfect Day(原題)が相応しいよねぇ。
いやホントに。
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