デブチンバラ

ディヴィーヌのデブチンバラのレビュー・感想・評価

ディヴィーヌ(1935年製作の映画)
3.5
マックス・オフュルスの代名詞とでも言うべき"流麗なカメラワーク"が随所に見られる。今でこそカメラは小型軽量化されたが、当時はカメラも移動車もクレーンも大きく、ちょっと移動撮影をしようとするだけでも相当苦労したことだろう。移動撮影による長回しと言えば、他にも溝口健二や相米慎二やテオ・アンゲロスといった監督たちがいるが、彼らの場合はその力技とも言うべき長回しは時に観客に緊張を強いる。その点、オフィルスの場合、”流麗”であるところがミソである。
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