豚

エンド・オブ・オデッセイの豚のレビュー・感想・評価

エンド・オブ・オデッセイ(2013年製作の映画)
1.2
月へ行き何とか地球へ帰り着いた宇宙飛行士と、そのシャトルを設計した親友、その親友と暮らしながらも宇宙飛行士を忘れらない女が織り成す意味不明かつ荒唐無稽な恋愛ドラマ。
自分の映画趣味のひとつとしてモックバスター(模倣作品)を借り、そのしょぼさにゲラゲラ笑うというのがある。
で、これはいわゆる「オデッセイ」のモックバスター……と見せかけまっっったく異なるハイパー意味不明ムービー。
さっぱり笑えない。

現実と過去の回想が矢継ぎ早に繰り出されるせいで観てるほうは今がいつでここがどこなのかさっぱり分からず、かつあまりにも状況説明がなさすぎて最初から最後まで「だから何?」という感想しか持てない。
映像はとても美しいが物語はさっぱり入ってこない。
監督の自己満足のために撮られた作品なのだと思う。
あとソ連を舞台にした映画のくせに、登場人物がみんな英語なのもしらける。

B級映画、モックバスター好きですら苦痛に感じると思うので、本当に観るのはオススメしません。
マジであまりにも苦痛すぎて途中から1.5倍速で観ました(それでも頼む早く終わってくれという思いしかなかった)。
「オデッセイ」と勘違いして借りてしまった方は、本当に気の毒だと思います。

どうもクラウドファンディングで金を集めたらしく、出資してくれた4000人(て最初に表示される)全員の名前がひたすらに流れる、クソクソクソ長いエンドロールがある種最大の見所。
でもフォントが汚いせいで視認性まったくない、というのが最高に笑った。
豚