幼少期のころ、目覚めたら映画館だったことがある。
ぼくが寝てる間に父親に連れて来られたみたいだが、いきなり映画館のスクリーンを観たから状況を理解することはできなかった。
ただ“ワカメ酒“うんぬんという台詞だけは印象に残っており、ぼくは男の人がそのワカメ酒を呑むシーンをいまだに覚えている。
どうやら父親はぼくをポルノ映画に連れてきていたようだ…。
本作を観てたら、そんな記憶が蘇ったわい。
映画は呑気な展開なんだけど、男ってアホやねみたいな仕上がりでした。
映画監督でもある藤田敏八さんは、この頃ちょこちょこ俳優としても映画に出演していましたが、本作でも変に真面目な居酒屋の店主を好演しております。