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エクスポーズ 暗闇の迷宮の2049のレビュー・感想・評価

エクスポーズ 暗闇の迷宮(2016年製作の映画)
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原題『Exposed』
冒頭でタイトルとして表示されるのは『daughter of god』…どういうことだ?と思い鑑賞後色々調べてみたら、ちぐはぐな映画の内容にも納得させられる悲惨なトラブルがあったことが分かった。

監督はジー・マリク・リントンだがスタジオによる興収目当ての編集により映画をめちゃくちゃにされ激怒、監督して名前を使われたくないということでクレジットはデクラン・デイルという偽名が使われている。タイトルも『daughter of god』から『Exposed』に変更された。

シネマトゥデイより引用
「そもそもリントン監督は本作で、ラテン系のヒロインと彼女が一緒に暮らすドミニカ系の家族の様子を追いながら、女性への暴力や、黒人やラテン系コミュニティーに対する大量投獄や警察による残虐行為といった問題を浮き彫りにさせたかったのだが、最終的に仕上がった映画ではキアヌが主人公になっていた。それに対し、ハリウッドの「白人化」だとの声が多く上がり、本作は批判の的となった。」

キアヌを主演ということにして金を稼ぎたいスタジオによって映画が壊されてしまうという事態が起きたわけだ。
劇中キアヌのパートは無くてもストーリーに支障ないしおかしな映画だなと思っていたらそういう事情があったらしい。

ディレクターズカット版を観ないとこの映画に点数をつけることは出来ないので一旦保留。
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