とてもいい映画でした。
軽い気持ちでみたけど考えさせられることが多く、終わったあともう一度見直しました。
私はこのマギーという主人公がとにかく大好きです。
一見、なにを考えてるかわからないと思う人もいそうだがすごく理性的で前向きな人だと思う。
物語はマギー自身、「私は恋愛が半年以上続かない、結婚には向いてない」と自分を冷静に判断し、自己受容していた場面からはじまりました。
私が驚いたのは、
「母親になりたい」と思ったマギーは「精子をもらおう。」という端からみるとかなり突飛な考えを思い付きます。
友人に話をしたら止められたが、「現実に向き合ってるだけ」と切り返す。
さらに、「運命には従わない」とも言っていました。
ここでいう「運命に従わない」というマギーの言葉の意味は“結婚に向いてない自分が母親になれないという運命には従わない”ということだろうと私は受けとりました。
ついつい私は、「このままじゃダメだ。こうあるべきだ。」と自分と理想を切り離して考えてしまう。
でも、マギーのように「自分を尊重」し、「現実に向き合う」ことで初めて「運命を変えられる」ということに気付けました。
自分なんてなかなか変えられない。
変えられたとしても気づかぬうちに心がどんどん無理をしていく場合の可能性の方が高い。
マギーのように、自分の本質に合った、理性的で前向きな考えを私もできるようになろう。
結局マギーは、言っていたこととはどんどんちがう運命を生きることになるんですが…。
そして、この映画にでてくる人々は皆心がきれい。
