このレビューはネタバレを含みます
チャウ・シンチーは自身2作目。
声を出して笑ってしまった。
CG演出の割り切り度合いが面白い。
グロいシーンも多々あるけれどCGによる作り物感のお陰で事なきを得た。
ただやっぱりタコ兄が調理されるシーンは流石にグロすぎる。でも、普段私も同じことをしてるんだよな、とタコは食べ続けたいけど改めて人間の残酷さに気付かされる話でもあった。
そしてファン・シュージェン演じる人魚の長老、あんなに強いのに何故最初から迎え撃たないのかは謎だけど、長老の力で一旦窮地脱するんかい、という意外性もまた面白かった。
最後の予定調和というか、あの状況からこんなハッピーエンドあり得るのか?という奇想天外ファンタジー。まあざっくりコメディだからこの結末もありなんだろうな。
環境については考えさせられるけど、後味悪くとかではなく、単純に笑い飛ばせるシナリオに織り込まれている分、素直に受け止められる人が多そう。