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ショコラ 君がいて、僕がいるの141274のネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

想像と違った。


黒人差別時代に、唯一フティットが黒人のショコラを見初める、って勝手に想像してたけど、違ったなぁ。

黒人だからって何故冷遇されなきゃいけないんだ、って大きく訴える作品ではないんだろうけど、でもどうしてもそのテーマがあるもんだとして見てしまうのは穿った見方なのかなぁ。
ショコラの性格は、日和見主義で、フティットの向上心あふれる所とは相容れない感じがした。

ピエロ=愚か者なら、言い方は悪いけど、愚かな人生だったのかなぁっていうか、ショコラはピエロだったんだなぁと。

実話だからこそ上手くいかないところに、やきもきしたし、歯がゆいんだけど、現実問題そうなんですよね。

2人がキラキラしてる時は、やっぱりピエロをしてる時だと感じたんだけど、そこがピークだったのかな。
エンドロールで実際の2人が、作中でもあったようにカメラからはけてしまう、そこでその映像も終わる所で、ストンと落ちた。

フティットが、ショコラを王子って例えるの、凄く好き。
私は作品の中で、フティットとショコラの絆を深く感じられなかったんだけど、それでも愛してるって言葉にする所に、表現されてない2人の絆を感じた。

フティットを誘うゲイの彼は、フティットがゲイっていう伏線なのかなぁとも思ったんだけど、そこは勘ぐりすぎかな。男に誘われたからゲイって考えてしまうところに、自分の中でも差別意識あるのかな〜〜。

衣装が良かった。良い男にはスーツを着せろ。
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