映画の意図を色々考えながら観てしまった映画。
結論から言うと素晴らしいところはとにかくお芝居!
キャスティングから既にガチで芝居できる人材が当たってかホントにお芝居で勝負できた邦画!
特に中盤の羽生vs村山戦とその後の二人に飲みに行くシーンは映画とは結局、芝居を観ているものだと認識するくらいとにかくよかった!
何故?という僕が考こんだこの映画の悪い点。
基本、難病の主人公が将棋ばかりする話なんですが、
芝居だけで観れる作品なのにやたらとごちゃごちゃした演出。
将棋という座りでの地味で動きが少ないから取り入れたのだと思うのですがスピルバーグ映画みたいなドリーズーム、やたらハイスピード撮影、あと景色、鳥のインサートが本当にいらないのに!と感じました。
僕の嫌いなお涙頂戴難病ものと違い全然主人公がかわいそうじゃないというところがお話として、映画としてよかったのに、最後そうなってしまった点。
勿体無いな。と思いました。
兎にも角にも考えさせられる映画というところで観て一見の価値ある作品でした。