かずこ

スイス・アーミー・マンのかずこのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.2
無人島にさまよった青年は死体を見つけてーー
設定がクレイジーすぎて本当に気になりすぎて鑑賞。
脚本も中盤までは本当にクレイジー。え、死体をそんな風に扱って良いの?みたいな。そうしていつしか芽生える友情。
主人公の妄想なのか、現実なのか、観てても分からない。
主人公が友人に、故郷や命や、生きることを教えていく過程で、彼は人生を見つめ直す。辛辣で直接的的な言葉に彼は苦しみながら、でも友人に自分と同じ後悔をさせないようにと、あの手この手でアプローチしていく様がとても微笑ましい。
そうして現実か虚構か分からないまま物語は終盤に移り、衝撃の現実が目の当たりになる。
あの死体は本当に存在していたのか?
ブラックファンタジー色が強すぎたけど、とてもメッセージ性の強い、自分の人生と向き合いたい時にオススメの映画だと思いました。
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