野球のプロ選手をしていたが、失業し、アルコール中毒になる男性がある日、ダウン症のスーパーの職員と知り合う。
明るくて、プラス思考のダウン症の職員と接触するうちに、自分自身がすくわれていくのを感じる。
感想として、つまらなかった。
映像がとてもきれいだったけど、見ている側にとっては、それがどれほどの奇跡なのかたぶん実感できないと思う。
ダウン症というのは、知的障害の一種で、染色体異常が原因。
たくさんの知的障碍者は、染色体異常ではない。
ダウン症の特色は、学習が正常な人より劣っているけど、性格は明るくて、他人の気持ちを読み取ることに優れている。
知的障害と違い、いいことと悪いことを見分けることができるとわたしは思う(どちらも程度にもよるけど)。
だから、よく言えばダウン症は神様の贈り物のように、光り輝いた存在で、悪く言えば、欠陥品。
子供と一生ともにいたい親にとっては、ダウン症の子供は都合がいいのではと思う。
ただ残念なことに、半分のダウン症の人が心臓に欠陥があるので、長生きできないかもしれない。
これは一番悲しいこと。
映画では、どん底で黒くなった主人公に、光を灯したのはダウン症の職員だった。
それがどれだけすごいことかは、体験しなければわからない。
映画で表現は難しいな。