ざいざい

しあわせの灯る場所のざいざいのレビュー・感想・評価

しあわせの灯る場所(2014年製作の映画)
2.3
野球のプロ選手をしていたが、失業し、アルコール中毒になる男性がある日、ダウン症のスーパーの職員と知り合う。

明るくて、プラス思考のダウン症の職員と接触するうちに、自分自身がすくわれていくのを感じる。

感想として、つまらなかった。

映像がとてもきれいだったけど、見ている側にとっては、それがどれほどの奇跡なのかたぶん実感できないと思う。

ダウン症というのは、知的障害の一種で、染色体異常が原因。

たくさんの知的障碍者は、染色体異常ではない。

ダウン症の特色は、学習が正常な人より劣っているけど、性格は明るくて、他人の気持ちを読み取ることに優れている。

知的障害と違い、いいことと悪いことを見分けることができるとわたしは思う(どちらも程度にもよるけど)。

だから、よく言えばダウン症は神様の贈り物のように、光り輝いた存在で、悪く言えば、欠陥品。

子供と一生ともにいたい親にとっては、ダウン症の子供は都合がいいのではと思う。

ただ残念なことに、半分のダウン症の人が心臓に欠陥があるので、長生きできないかもしれない。

これは一番悲しいこと。

映画では、どん底で黒くなった主人公に、光を灯したのはダウン症の職員だった。

それがどれだけすごいことかは、体験しなければわからない。

映画で表現は難しいな。

ざいざい

ざいざい