パターソンのかのレビュー・感想・評価

ワンジャックに遭うわけでもなければ、バーで自殺する男もいない、バスの事故で火だるまになることもない。
繰り返される日常のルーティンの中で起こる些細な非日常とそんな毎日にインスピレーションを受けた秘密の詩。

彼らはこれからもパターソン以外のどこにも行かないだろうし何者にもならないだろうな。
ただ愛ある日常を繰り返して詩を書き留める。

街での人との出会いや会話、すぐに微笑んでしまう横顔が好きだった。
多忙すぎる人や他人を見下す人には縁がない日常の幸せ。