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パターソン2016年製作の映画)

Paterson

上映日:2017年08月26日

製作国:

上映時間:118分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「パターソン」に投稿された感想・評価

INIXVXINI

INIXVXINIの感想・評価

3.0
パターソンのパターン…。

閃きは繰り返しの外にある。
日々の偶然が特別な思い出。
にしても嫁のクセが強すぎ。

不思議な雰囲気の作品だった。
わた

わたの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

いい意味で何も起こらない。
何気ない日常。たまに寝坊したっていい。

こういう映画を楽しむ心の余裕がある状態が理想
h

hの感想・評価

-

単調な映画だったけどそれが良かった

ありふれた毎日だけど、
同じ日は1日もなくて
だからこそ、生きているって
感じるんだろうなあと思った
Nari

Nariの感想・評価

4.3
私的、日常の大切に仕方本。
アダムドライバーは今回もカッコいい。
ふがし

ふがしの感想・評価

3.8
当たり前のルーティン的な生活の中で
詩的な瞬間って沢山あって
それだけ世界は美しいのだと思える作品でした。
例えば私もカフェでチーズトーストを食べたときにチーズトーストの詩が浮かんだりもするように。
当たり前が1番幸せなのだろう。
朝起きた時に腕の中に愛する人がいることは奇跡。

ジャームッシュの言い回しが好きだ。
そしてパートナー同士の会話が愛に溢れていて素敵。
あんなふうに会話がしたい。いつも愛を込めて。それだけで奇跡。
lente

lenteの感想・評価

4.5
無価値だからこそ僕たちは
ジム・ジャームッシュ
3/3

反復することをモチーフにした映画はいくつかありますが、この映画もまたそうだろうと思います。たとえばビル・マーレイ主演『恋はデジャ・ブ』の場合は反復する生の肯定をファンタジー装置によって明瞭に描いていますが、この『パターソン』では詩作に宿る心象風景として描き出しています。

William Carlos Williams(ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ)の同名作品『PATERSON』へのオマージュは、彼の作品を知らなくともそう感じられるように示されており、主人公パターソン(アダム・ドライバー)の作風はウィリアムズさながらです。

ささやかな日常のスケッチ、過ぎゆく雑踏の輝き、会話の意味がリズムにとけていく感覚、主人公の内的な世界が、外的な世界の双子や名前のシンメトリーとなって投影される描写などなど。

ジム・ジャームッシュのもつ教養が、この映画を作らせたのだろうと思います。

教養とは、なにも学識や博学ぶりを19世紀的なサロンのような場所でひけらかすことではなく、ある種の生き難さを抱えた人間が、生身の身体感覚だけでは探し出せない道筋を照らし出すことがあります。そしてジム・ジャームッシュにとっての教養は、どこかロック的な真実を通して身につけられたものであることが、この作品からひしひしと伝わってきます。

映画冒頭のナイトテーブルに置かれた写真で、さりげなく示されるパターソンの兵役時代。いくつかのシーンで描かれる突発的な暴力に対する冷静な対応が、彼の過去を雄弁に補足しています。妻へのどこか冷めたような優しさを見ても、おそらく生の実感を半分失ってしまっている。

その感覚は、ベトナム戦争からイラク戦争まで…という、世代を超えたアメリカの若者たちが抱える1つのリアリズムでしょうし、兵役のない日本にとっても、敗戦から高度成長を経て抱えこんだ矛盾が、失われた30年のなかで一気に顕在化した状況に、やはり世代を超えた若者たちの直面するリアルがあるように思います。

半分死にながら、半分生きている。

そんななかパターソンは、平凡な日常を反復するように生きているように一見すると感じられます。しかし、詩作による自己慰安を通してしか、彼はこの世に足を踏みとどまらせることができない。その感覚はもしかすると、多くの映画ファンが深く共感するものかもしれません(映画を観るという自己慰安のなかにしか…)。

哲学者キルケゴールの著書に『反復』がありますが、そのなかで彼は、「追憶」と「反復」という概念を対置し、過去の同じできごとを繰り返し想うことを「追憶」、未来の同じできごとを繰り返し想うことを「反復」としています。

反復は人を幸福にするいっぽう、追憶は人を不幸にする。彼はそう言います。

これは、やはり哲学者ニーチェの「超人思想」へと受け継がれた考えかと思いますが、単に未来志向ということではなく、まったく同じ状況が繰り返される(反復)としてもという考えです。(それほど良いとは思えない、ときには試練をともなうような)同じ状況が繰り返されるとしても、反復のなかに生を肯定していく。そのようななかにしか人が幸福を歩む活路はない。

ですからこの映画の前半は「追憶」で後半からは「反復」というふうにも捉えられるように思います。転換点は、詩を書きためたノートをあの愛すべきワンちゃんが破ってしまうシーン。それをきっかけに「追憶」するように喪失を慰めていた過去の綴(つづ)りが破られ、「反復」するように新たに世界を愛していく行為へと主人公は踏み出すことになります。

Would you rather be a fish?

この詩の言葉が喚起するイメージは、繰り返し打ち寄せる波のなかを、すすんで泳いでいく生のみずみずしさだろうと思います。反復のなかを。

つまり、世界を愛するということが、どういうことかを伝える映画だったように思います。またそれは、ジム・ジャームッシュがどのように映画を愛しているかでもあったのでしょう。僕にとってはたいへん肌の合う作品で、ときどき音楽を聴くようにリビングで再生しています。凝視するばかりが鑑賞方法ではないことを教えてくれた映画でもあります。
基本的に無表情に近いパターソン。
確かに幸せを感じて生きている。
のっぺりした映画はたまに挟みたくなる。

終盤の永瀬正敏さんもとても良かった。

「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」
anguish

anguishの感想・評価

2.7
「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」

From follower reviews
◎↑多分そういう事だろう。「Star Wars: The Force Awakens(2015)」から見る様になったアダム・ドライバーが苦手、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とレイア姫(キャリー・フィッシャー)の息子だなんて思えない。

パターソンの町に住むバス運転手のパターソン(アダム・ドライバー)は愛妻ローラ(ゴルシフテ・ファラハニ)と愛犬のマーヴィンと慎ましく暮らしていた。これは彼の一週間の出来事。朝起きて一人でシリアルで朝食を済ませ、徒歩で職場に向かう。勤務前に詩を書く、そう彼の唯一の趣味は詩を書くこと。運転中に客の雑談を聞き、帰宅の徒で歪んだポストを直す、ローラの話を聞き、マーヴィンと散歩し、終わりにバーでビールを一杯引っ掛ける。

ローラは黒地に白色で模様を描くことが好きで部屋に溢れている、趣味は多彩。パターソンは何も言わないが少し不満な様子。開始20分で詳細を検索する、つまり集中出来ないw 監督を知って「うげっ」と声が漏れる。ポストなど小さな伏線を張り巡らせローラの夢に纏わる双子を何度も登場させ物語をミステリアスで包み込む。

(イングリッシュ・ブルドッグの件は冷や々するよね)最後のシークエンス、非日常のトラブルでやっと面白くなってきたが後の祭りである。後姿で○○人と分かってしまったのは私だけじゃないはず、撫肩だからか?スーツが着こなせてないからかは分からないけど出演を知らなかった私は幸運だ。

20201026-22(228)
ジムジャームッシュとアダムドライバー
という好きな組み合わせ
Ta

Taの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

幸せな出来事の前に、幸せを感じる心が必要なのだと改めて思った。

何気ない日常だって、まったく同じ日は存在しないし、少しずつ毎日違う。日頃から変化に気が付けるようにかなり意識してる方だとは思うけど、パターソンくらい噛み締められてる自信は無い。自分も尊い些細な幸せをもっとしっかり気が付けるようになりたい。

そしてそれを記録として残しておくのも良いけど、パターソンのノートが無くなったあとの姿を観て、本質的には記録することじゃなくて紡ぎ出し続けることが重要と言われてるようでそこも心に残った。

「詩の翻訳はレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」っていうセリフを残した日本語で詩を書く彼も良かった。本人の生の言葉って大事。(この映画の翻訳家はこの映画を翻訳してる時にどう感じたかは気になる。考えようによっては翻訳家の心が乗っかってるようで素敵とも考えられるとは思う。)

そういえば最近、昔作った自分の音楽を見つけて通じるものを感じた。自分の思ってることを形にするのって恥ずかしいけど良いことに思える。

あと全然関係ないけど、最近パターソンのシャツお気に入りでよく着てる。
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