試写会に当選したので行ってきました！
台風直撃中じゃなくて良かった～。
今回、ジム・ジャームッシュの新作ということで応募しました。
『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』で独特の世界観に衝撃を受けた監督なので。
しかも本作の主役はスターウォーズ新シリーズでカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー（フォースの覚醒のレビューではイケてない男であるようなことを言ってごめんなさい、カイロ・レンの役が好きになれなくて。）、その妻役はパイレーツ・オブ・カリビアン最新作で魔女役だったゴルシフテ・ファラハニっていうのも見どころです。
他には永瀬正敏やウータン・クランのメソッドマンが出てます。
重要な役割を果たすワンコはなんとカンヌでパルムドールドッグ賞をとったそうです。ふてぶてしくてかわいいワンコです。
で、感想ですが、パターソンに住むバスの運転手であるパターソンの一週間を映し続けるだけなんだけど、そこに彼の書く詩や周りの人が発する詩的な言葉が加わり、それがすごく象徴的で、飽きないストーリーになっています。
どの詩も何でもない日常を切り取ったものなのに味があるの。あれを「分子」でそう表現するのか！とすごく感銘を受けた詩がありました。
冒頭のマッチの詩も印象的！
自分は詩集を読むタイプではなかったんだけど、詩っていいですね！詩は英語で字幕が出るからどんなふうに原語で表現しているのかヒアリングが得意でなくてもわかりやすくて良かったです。
パターソンが優しくて正義感が強く、素敵な旦那すぎてあんな結婚がしたいと悶えました。ああいう穏やかな人って素敵！
奥さんもキュートで素直で思いやりがあって、ちょっと奔放な性格だけど、パターソンとバランスが取れていました。
2人ならこの先も「毎日が、新しい」生活を送れるだろうな！羨ましい！
それにしても、永瀬正敏の「アーハン？」がやたら耳に残ります。短い出演時間でかなりの存在感でした。
