なにも起こらないというが、それは外の話、
起承転結の転が起きているのは日常からの内面でなので、監督からすると
「イヤイヤ別に勝手にそちらが期待し、映画ってそういう物と思い込んでるだけだし」とスカされてしまう
私個人的にはこの映画が心地よいというのが一番のマジックかなと
カットやセリフのリズム、小道具のディテイル、バスのゆったりでありながらダイナミックに曲がる様、何か安心させる時間を与えられる
二つ一組のモチーフも気になる
マッチ、双子、彼女が執着する白と黒
対立しつつ調和し成り立つ
答えの無い遊びが散りばめられている