白玉もちもち姫

パターソンの白玉もちもち姫のレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.1
この作品を観る前、レビューをさらっと観てたら皆様口を揃えて「1日1日が愛おしくなった」「何もない日常でさえ素晴らしい」的な事仰ってたので、心が荒んでいる私は「洗脳か?」「カルトか?」と思っていたんですね。1日が愛おしくなるってレビューに書けってテロップでも出てくんのかよwとか思ってました

ぶっちゃけ一つ言うと
1日1日が愛おしくなった〜☺️

パターソン市でバス運転手をするパターソン。街行く双子。女の話をする乗客。闇落ちした草間彌生みたいな作品が犇く部屋。脳内ぶっ飛びお花畑の彼女。めんこいワンちゃん。行きつけのバー。詩を書く10歳の女の子。ラップからインスピレーションを得るコインランドリー。夕食に出てくるパイ。同じく詩を愛する日本人。何気ない会話も全部キュートで限りなく等身大

パターソンは人の良さと他人への無関心さを上手に持ち合わせていて、彼女に対する小さなありがとうを忘れない。感情的にならない。他人との距離感を知っている。そういうシンプルなマインドを是非持ちたいですね。生き急ぐのやめてもうちょっとゆっくり生活してみます。
白玉もちもち姫

白玉もちもち姫