このレビューはネタバレを含みます
ボーンシリーズでは5作目、ボーンというキャラクターでいえば4作目の本作ですが、
大変楽しめました。
特に今回から登場の女性はキャラクターとして大変魅力的です。
今までは過去にボーンと何らかの繋がりがあったキャラクターがほとんどでしたが、彼女は全くボーンとの関わりがないけれど、自分の野心のためにボーンを利用します。
ボーンと彼女との関係は恋愛関係でもない、しかし敵対関係でもない、お互いを利用するうちに奇妙なつながりのようなものがあるように思えました。
そして今回はまさに新しい世代である彼女と古い世代の代表であるトミー・リー・ジョーンズ演じるCIA高官との対決というのが大きな要素、過去の作品にはなかった要素なのだと思います。
雑感としては暗殺者よりも彼女の方がある意味怖かったですし、典型的なサイコパスだと感じました。
アクションは最後派手すぎるきらいがありましたが、前半が地味なのでまあご愛嬌でしょう。
ボーンの過去はアルティメイタムで終わり、これからは未来がこの作品からはじまるのか?
楽しみです。
ただマッドデイモンの年齢を考えるとよい終わりかたで終わらせてあげたくもあります。