とろりん

ジェイソン・ボーンのとろりんのネタバレレビュー・内容・結末

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

個性的でスタイリッシュなスパイ、エージェント映画が続く中、ガタガタゆれる地下鉄みたいなジェイソンボーン。演出にわざとらしさや計算を感じさせず、あたかも密着ドキュメンタリーをみてる気分。個人的には構成が好きでした。長いけど。
前作から間が開いたのでサラッとおさらい。ジュリアスタイルズからの、アリシアちゃん導入。まずアクション第一幕ギリシャの暴動の中バイクと車のチェイス。ジュリアスタイルズを殺し方もうまい。なんだあの二発目で殺す演出。
そこからは焦らすように競歩大会がつづく。だれるな、とおもったけどこのシーンで父親の死の真相が暴かれて、あとは存分にアクションを見てくれと言わんばかり。
それでもベガスではトークショーのシーンでまだまだ焦らす。中盤でアリシアちゃんがボーンの味方になるのは首かしげたけど、トークショーで彼女も狙われることで緊張感が倍増。切り替えはや!ってなるけど興奮したから良い。
ボーンがアリシアちゃん暗殺を防いでスイッチが入る…と思いきやそのまえにまだまだ長官との会話があり焦らす…。
あの暗殺を防ぐシーンは、全暗殺を防ぐシーンのベストと言えるでしょう。
ラストのベガス爆走はスプレマシーのカールアーバンと被ったが、被らないようにしてる工夫を見えました。車の群れにつっこむのは圧巻。斜め追突からのカジノ突入も感動。
最後はタイマンかい!ってなったけどまぁ事故死亡だったらスプレマシーと全く同じだもんな…。
最後は男を手玉にとるアリシアちゃんがいっぱい食わされてクソッ!とふてるかわいいサービス。芸が細かい。
エンドロール、あの曲にこだわる理由はしらないけど、ほかの曲でしっくりこないくらいならあれ何度でも使ってくれ!
今回のジェイソンボーンは独立して無理やり作った感はあったし、前ほど自分探しみたいなテーマもないけど、楽しめました。メンバー構成的は割と一緒だけど、アリシアちゃんを入れて世代交代を意識したのは好感度高い。
どうしても同じ作風になるのにちゃんと差別化できててすごい。
アリシアちゃんがちょっと悪い子なのがほんとかわいい。
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