親に何もかにも決められるのではないかという気持ちも親は悪くない、自分が勝手にイライラを募らせているだけなのに親にそれが向かってしまう気持ちも本当によくわかり、納得しながら観ていました。
また、病気や死のことを細かく描かないことによって母親が手紙の中に生きている感覚を受けました。
須賀さん、橋本さん演じる紀子と正男の子役の方が非常によくお二人に似ていました。紀子の子役の方は口元のほくろまで橋本さんと同じなんじゃないかな？
また、ユースケ・サンタマリアさんのあの雰囲気はこの作品に限らずとも好きです。宮崎あおいさんは映画の雰囲気をワンランク上のものにしてくれる感じでした。
そして、ワンシーンワンシーンでは諏訪や小豆島の美しい風景を見ることができます。大学生のうちに行きたい場所がまた一つ増えました笑
まさにこの手の映画の王道といった感じでしょうか。
王道が故に展開は鈍感な自分でも読みやすかったです。
しかし、そんな王道の中にもコミカルなシーンもあり、それがスパイス的な役割を果たしているような気がしました。
約2時間という映画の枠に押し込めた感もありましたが観て、満足して帰ることのできる映画だと思います。
