マイコー

ジュリエッタのマイコーのレビュー・感想・評価

ジュリエッタ(2016年製作の映画)
3.9
記録
スペイン、マドリードに住む中年女性のジュリエッタは12年前から一人娘が行方不明になっていた。
ある日知人から娘を見かけたと言われ行方も分からない娘へと手紙を書き始める…。

楽しみにしていたペドロ・アルモドバル監督の新作。近所では劇場公開されずやっと鑑賞!
初っぱなからアルモドバル監督らしさ全開。
ジャケットを見ると母と娘なのかと思いましたが2人とも主人公のジュリエッタ。
若い頃と現在とで別の女優さんが演じていました。

今回も母と子の話しなのかと勝手に思ってたけどそれだけじゃなかった。
もちろんそれも大事な部分だけどこの映画は罪や赦しがテーマなんじゃないかと勝手に解釈(・ε・)

主人公ジュリエッタの身には色々なことが起こって可哀想なんだけど彼女の弱さも原因のひとつかなと。
色々詰め込みすぎた感があって途中少しだれたけどいつの間にか夢中で見てた。
やっぱアルモドバル監督好きだなーと実感。彼の世界観に引き込まれる。

若い頃のジュリエッタ演じる女優さんが綺麗でファションも素敵でした。あとやっぱ色遣いがすごくいい。
中年ジュリエッタに切り替わるシーンも好きだしラストにタイトルが出るとことかも好き(´∇`)

でもきっと賛否両論な作品。