ペドロ・アルモドバルの魔術来々。希望を象る檸檬色と血のような深紅が木霊する。絶えず炙り出されるのは、大切な人間が何も言わず自分の人生から消える哀切の深淵と、原色の煌めき。女性より強いのは宿命だけなの…
>>続きを読むスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督が、カナダのノーベル賞作家アリス・マンローの小説を原作に、一人の女性の波乱に富んだ半生を描いたドラマ。
マドリードに暮らす美しく洗練された中年女性ジュリエッタ…
このレビューはネタバレを含みます
ジュリエッタは列車内で自分の前に座り話し掛けてきた男を警戒し席を立つ。この行動は至極当たり前のことだと思うのだが、その後、その怪しげな男は列車に身を投げて自殺する。ジュリエッタはその死が自分のせいで…
>>続きを読む身近な人の喪失から再生するまでを描く
登場人物誰も大きく間違えているわけじゃないので側から見ると十分軌道修正ができそうって思うけど不幸は人の弱ってる心にすぐに入り込んで侵食する
なんでも背負い込んで…
ジュリエッタに何があったのか?
お付き合いしていたロレンソと一緒に暮らすためポルトガルへ越す直前、街中で娘アンティアの友人だったベアと再会。
ベアからアンティアと会った事を聞いたジュリエッタはロレ…
2024年133本目
鮮やかな色遣い、女性同士の絆、どこか同性愛的な関係など、これもアルモドバルらしい作風の映画。主人公の女性とパートナーの男性が結局くっつくのかくっつかないのか微妙な感じで終わる…