このレビューはネタバレを含みます
ストーリー自体はシンプルだか登場人物たちのスラップスティックなアクション
、細かいディテールの描写がこの映画をいきいきとしたものにしている。
支配人と象、ゴリラとカメレオンのおばあさん、豚の二人など各キャラクターが二人一組になることでストーリーを語りやすくしているのがうまい。
劇場が崩壊するシーンが素晴らしくて、美しい建物がなにもそこまでやらなくても・・と思うくらい押し流され粉々になるシーンは観ていると悲しさもあるが同時に破壊的な快楽もわきあがる素晴らしいシーンだ。
そのあとのコアラの洗車のシーン、羊がそこに文字通り「ひと肌脱ぐ」シーンもすごく感動するけども同時に抱腹絶倒する。この演出はピクサー、ディズニーには絶対にできないと思う。大好きなシーンである。
劇中歌も含め、ベタな選曲が多いのもいさぎよくていい。かなりの強引さもあるけれどその荒唐無稽さが作品の質をあげている。
羊の大女優が階段を降りてくるところはサンセット大通りかな?