ハヤト

サイドウェイのハヤトのレビュー・感想・評価

サイドウェイ(2004年製作の映画)
4.1
冴えない男の冴えてる友情

冴えない教師のマイルス
お金はないが、小説を書いて本を出版する夢がある
夢はあるが、彼女は居ない
彼女は居ないが、ワインへの愛がある

友達がもうすぐ結婚する。
その友達と最後の婚前旅行へ。友達は旅先で女を引っ掛ける事しか頭になく、なんでも美味しい美味しいと飲んでいる。それもいいけどマイルスはうんちくをたれ、吟味する。正反対だけどずっと一緒にいるのが楽しい2人だけど、マイルスにも少しだけ恋の風が。いつも行く街のバーにいるマヤという女性に恋をしている。マヤもワインに詳しく、喋っていて楽しい。
この旅の中でうまく行くように一緒にお酒を飲んだりしたけれど、とある事がキッカケでうまく行き損ねる。
過去の出来事や、小説の出版へのストレスで自暴自棄になったりもしたけれど、自分を引き上げてくれる存在、留まらせてくれる存在がいることの幸福さ。
大人の人生のほろ苦さと、それでも楽しい事も沢山あるという人生讃歌的作品。

あの終わり方、100点です。

観て良かった。
ハヤト

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