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リトル・マーメイドのlingmudayanのレビュー・感想・評価

リトル・マーメイド(2023年製作の映画)
2.5
黒人がアリエルを演じるということで公開前から物議を呼んでいたが、個人的にさほど違和感はなかった。とはいえ水中のシーンは全体的に暗いのでハリー・ベイリーの肌色が画として映えてはいないと思う。一方で陸に上がってからはロケ地サルデーニャ島の強い光が褐色の肌とコントラストになっており、これは制作側も意図しているのだと思う。良かった点はジョナ・ハウアーキングの冒頭と終盤のバトルでのワイヤーアクションの反復、スカットル(オークワフィナ)とセバスチャンのラップ。ラストでハビエル・バルデム含む人魚たちが水面に上がってくるが、これにはどうしてもコスプレ大会のような滑稽さを感じてしまった。『アバター』最新作でも思ったが、水中のCG表現は本当に進歩しているとはいえ、やはり実写のシーンと繋いでも違和感をおぼえないというレベルにはまだ達していない。
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