なんていうか、なんていうか、なんていうか…
私は私のことを、あらゆる差別がなくなればいいと考えている人間だと思っている。
(私の想像の上をいく、”多様性”に対峙した時にフラットな意見でいられるかはちょっと自信がない…)
ということで鑑賞前は黒人がアリエルということにそこまで大きな抵抗は抱いていなかった。
おお?とは思ったけど、時代背景や、ディズニーという一企業が社会に発信する意義を考えると、映画としていい感じなのであればいいじゃん、と。
でも…
単純にアリエル役の顔が好きじゃなかった。全然可愛くない。
(これも差別っちゃ差別だよね…)
離れ目すぎて人魚というより魚人顔だな
→せめて眉を顔の中心よりに描けばましになりそうなものを。
→水中での撮影でメイクが落ちないようにナチュラル眉のままなのかな?
とか
暗い海のシーンで肌の色が黒いと動きや表情が伝わりづらいな
→海のシーンでの髪の毛の揺れは、明らかにCGなんだから背景色、もしくは肌色の調整すればいいのに
→というかここまでCGづくしなら実写である意味なくない?
みたいなことを考え始めてしまって、映画として楽しめなかった。
アースラが変身した女の子、唇の感じがアニメのアリエルとそっくりだし、なにより可愛いし、この子がアリエルのほうが映画としては良いものになったんじゃないかな。
主演女優の顔が好きじゃないから低評価という身も蓋もないオチ。
黒人でもアジア人でも、人種はなんでもよくて、可愛い人が主演を務めてほしかった。
あとラスト。ポリコレが過ぎていてすんごい冷めた。
あらゆる差別はだめ、その通りです。
でも、説教くささが透けてみえちゃって拒絶反応がでてしまった。
ぐだぐだ書いちゃったけど、
私にとってはアニメのリトルマーメイドがリトルマーメイド。
だけどこの実写版がリトルマーメイドになる、今の子供たちがこれからの世界を作っていく。
ディズニーが今この映画を作って社会に表明したことの意義や(賛否両論あることも含め)、子供たちがデフォルトでこういったものに触れるという長期的な意味はやっぱりあるんだろう。