Rita

冷たい熱帯魚のRitaのレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
3.3
人生ってのはな、痛いんだよ!

小さな熱帯魚店を営む男は、家庭内の不和に悩みつつも、そこから目を背けるようにして暮らしていた。そんなある日、彼の娘が万引き事件を起こして同業者にその場を救われる。その夫妻と交流するうちに、彼は殺人事件に巻き込まれていく。

1993年に実際に起きた「埼玉愛犬家連続殺人事件」を脚色してるらしい。村田の言う「透明にする」っていうのも事件の加害者と同じ殺害方法をそのまま再現しているというのは驚いた。人間の透明の方法を分かりやすく撮してる時点で日本映画史上の問題作。

親って何なんだろ。中身の無いつまらない作品というのが最初に思った感想。割と身近な出来事と照らし合わせて見れたことで面白かったのもあってこの評価。村田が社本という糞野郎にボロくそに事実を罵った場面から展開が徐々に面白くなり始めた。

妻の不満。娘の怒り。すでにみんな痛い人生送ってるんだよ。娘がグレたのは2人のせいだし、娘のグレっぷりを最後リアルに撮したシーンでB級ポルノみたいな変態映画が良作感増したの面白すぎる。本作を見て思い出したんだけど高校時代の友達が、きもい、うざいって父親に直接言うような常に嫌悪感剥き出しで見下してる子だったんだけど、この映画ってそういうことだよね。

友人と電話を繋げて映画を見る会をたまにしてて次は何見ようかと私が「冷たい熱帯魚は見た?」って聞いたら「面白くて何回も見た!」って友人は嬉しそうに興奮しだすから見たんだけど何回もはさすがに見ないかな。私の評価も聞きたがってたけど友人がなんでこの作品を好きな作品と言えるのか到底理解出来ない。サイコパスにでも憧れてるのか?グロきもっていうよりも監督の淫乱、欲望でベッタリ塗り潰されてるような作品だったから。園子温監督相当イカれ変態野郎だと思うよ。性加害訴えられてるし本物の変態がまともなわけないよね。
Rita

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