ありけん666

冷たい熱帯魚のありけん666のレビュー・感想・評価

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)
3.8
狂気!エログロ!トラウマ待ったなし!
お食事どころかポップコーンですらも喉を通らない。

新妻の妙子(神楽坂恵)と前妻との娘・美津子(梶原ひかり)の、冷えきった家族三人で小さな熱帯魚店を営みながら暮らしていた主人公の社本(吹越満)が、大型熱帯魚店の店主・村田(でんでん)と出会った事により、この村田の本性に気付いた事により狂気世界の幕が"切って落とされる"。

あなたのすぐ近くにも居そうな陽気なおっちゃん村田役・でんでんさんの演技、、、と言うか元になっている実際の人物の態度や言動の表現再現度が凄まじい。

エログロ狂気この上ない残酷描写、言動。
もう想像を絶する展開に、、、
思わず笑ってしまうくらい。吹き出しちゃうくらい。真珠とかね(笑)
あら?観ている自分も狂っちゃったか。

そして全員の狂いっぷりにキャラ味も雰囲気があり良かった。
吹越さんの表情や変化の「様」は圧巻。

ただ、所々煩いのが冷たさを台無しにしてる感も否めなかったのが気にはなりました💦煩いよりも陽気に歌いながらボデーを透明にしているくらいが丁度いい。←

物語じたいも少し長くも感じましたがやるからにはとことん!といった感じでしょうか。

これが実際に起きた連続殺人事件を元に作られた作品で、何が怖いってこの映画内容よりも本当の事件の方がずっと残酷残虐、残忍極まりない事が起きているという恐怖。
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