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青春残酷物語のswimminのレビュー・感想・評価

青春残酷物語(1960年製作の映画)
3.6
表向きどんなに飄々を装っても、泥臭さのような、まどろっこしさのようなものが付きまとってしまう青春。抗って、足掻いて、その過程の中で知らぬ間に心が擦り切れていくのかもしれない。そうしてぼろぼろになった末のこのラストシーンは、まさに残酷そのものだ。

破滅的で儚さぷんぷんの恋愛模様を初めから疑いの眼差しで観ていたわたしはお姉さん寄り。社会に揉まれてびくびくしながら、いのちだいじに、完全に守りに走ってる。心の赴くままに生きても悩みは尽きない。重さと軽さの両方、あるんだなあ。心の赴くままに生きて、その中にある軽さは、結果的に他人を蔑ろにしがちなのかもしれない。なんか、自分でも何書いてるか分からなくなってきた!〆
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