青春残酷物語の作品情報・感想・評価

「青春残酷物語」に投稿された感想・評価

素早いカット割りで、若者の無軌道さを描き出す。ただ、現実は青春に残酷であり、長回しで直視させる。
今観ると、何が松竹ヌーヴェルヴァーグだよ、って感じだよね。

場面転換の早さやよく動くキャメラ、アクションとか、映画として面白い要素はあるし、海辺の木場とか、面白いシーンもある。

だが、観ていて恥ずかしくなるほど青臭いし、いかにも野郎の映画という感じ(悪い意味で)。どうしても主人公たちは今の時代で考えるとそんなブッ飛んだことをしてないように思えてならない。無軌道な若者、というのは間違ってないはずなのに、どこか行儀が良すぎるというか、インテリぶったような印象を受ける。やっぱり時代なのかな。

さらにいうと、学生運動が要素としてマジでいらない。絶対絡めたかっただけだろ?
2002年11月30日、鑑賞。

大島渚監督作品。
ギラギラした河津裕介が印象的。
青春の熱いエネルギーに圧倒された映画である。
昔の日本人性欲強過ぎだろ。
女性を見かけたらヤるかぶん殴るかってヤバイな、どっかのフェミニストに怒られろ。いやーそれにしても感情の起伏がわからん行動が続く...。でも個人的には、若者の恋愛をテーマにしてる話はむしろ共感なんかよりもこのくらいぶっ飛んでる方が主観的で逆にリアルなんじゃないかと思うのでよかった。映画はどうしても客観的目線で見てしまうけど恋愛はいつだって二人だけの世界なんだから人に理解されなくても仕方がないと感じる。かなり見入っていたけど、最後だけは許さない。正直ラストシーンまで同じ映画を作った人のセンスとは思えない。最後が激しくダサくて興醒めした。
安保闘争などが起こる中、真琴はオヤジに声をかけてくるまで家に送ってもらう。ある日、ホテルに連れ込まれそうになったところを清に助けられたことから、二人は親しくなるが。
社会に対して不満を持つ青年、清を演じた川津裕介の強い視線、前向きにでもどこかイラついた雰囲気はとても魅力的。また、全体的に映像の角度や音の使い方、アップの多様など、切り取られ方のバラエティが豊かで、そのスタイリッシュさが楽しい。「松竹ヌーベル・ヴァーグ」という言葉が生まれるきっかけと成った作品。
Yoko

Yokoの感想・評価

3.2
 女子高生の”真琴”は夜な夜な街で遊んだ日には、そこらの男に声をかけ自宅まで車で送迎させている。
ある日ホテルに連れ込まれそうになった時、大学生の”清”に助けられたことを機に二人は関係を深める…。

 カット割りがとても手早く行われテンポ良い作品。
テレンス・マリック監督の『天国の日々』並の早さを感じる。
 主演・ヒロインにちょっと政治的主張を喋らせ過ぎで萎える点、また彼らの演技がお粗末で面白味は薄かった点はあるものの、苦虫を噛んだ青春時代を過ごした年長者組の達観した姿勢や演技が良かった。
敗戦を経験した日本を再構築する思想基盤であった戦後民主主義を旗印に子どもを説教していた父親が、時代の流れとともにその指針を失ってしまい親としての権威が失墜している様子は短いシーンでよくぞまとめていると思う。
 青春がタイトルに入っているが、若者よりも年長者の動きを観察する映画なのだと感じる。
マイク

マイクの感想・評価

2.1
青春映画は
そのほとんどが
当時の時代を経験していない人が
観ると感覚がわからないでしょうね。


例えば、ネタ番組でも
今のネタ番組を30年後の人に見せたら
あるあるネタはスベると
思うんですよ。

だから、もっと言えば100年後
今生きてる人がみんな居なくなれば
青春映画の懐かしさ
当時のあるあるは
ほぼ廃れていますから

青春映画は後の世代が観ても
面白いものを作る必要があるのかも
知れませんね。
好きな人が好きなものは無理矢理でも好きになろうとすることってあるよね。
少しでも連絡つかなかったりすると距離が遠くなってしまったような気がしてしまう、、、わかるような気がするって思いながら観てました!
映画男

映画男の感想・評価

3.5
喧嘩もロクにできない俺たち現代の若者にとってこの映画は衝撃的で、なにか突き動かされるものがあった。アホのしょうもない多くの大人の下でニコニコしながら生きている俺たちは、暴動を起こすべきとは思わないが、まずは反抗していかないとこれから先本当に超生きづらい世の中になるんじゃないかと思う。個人的にはまずはタバコの値上げを阻止したい所存。
wkm

wkmの感想・評価

3.5
タクシーに乗る責任と堕胎をする責任の違いは透明にされどちらも金が解決する。堕胎の当事者でない男はその違いを感じとることをやめてしまえている。あらゆる当事者でない私はあらゆることを感じず気づかずなままいてしまえる。変えるために行動を起こしても変わらなかったあとの世代が目的をみつけられないままとる行動。そこにいる人の話はいま私がいるつまらない現在とあまりにも似ていてもう十分知ってるよっていう。だから途中まではおもしろくなかった。でも終盤、それ自体に対して苛立ってるところが浮き彫りになってからの、それなのにやることがないのである。残酷。この現在に対して個人はしかけることもなく死んでいくよ。
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