青春残酷物語の作品情報・感想・評価

「青春残酷物語」に投稿された感想・評価

悩める反発する若者の映画的描写に、悩める若者の頃からあまり共感できません。くさいからでしょうか。
filmout

filmoutの感想・評価

4.2
珠玉の台詞に唸るばかりだった。
「自分が道具のようになっていく気がする」
話し中の受話器に向かって、
「浮気してもいいのね」

刺すような感覚の細やかさ。
R

Rの感想・評価

3.9
再び大島渚作品。本作は、先日見た太陽の墓場よりは分かりやすかったけど、面白さはちょっと落ちるかな。戦後の安保闘争とかが盛り上がってる時代に、前時代の価値観に逆らって生きようとする若者たちによる、前の世代のおっさんたちへの抵抗の痛々しい挫折を描いた、まさに残酷物語。若者たちは、自分は特別な存在だと思い込んでるだけのただのゴロツキなのがますます哀しいですねん。夜の街でヒッチハイクして、見知らぬおっさんの運転する車に乗せてもらった若い娘真琴が、おっさんにラブホに連れ込まれそうになるのをたまたま目撃して、おっさんを殴って止めた青年、清。後日、清と会ってエッチして恋に落ちる真琴だが、清はかなりドSな男で、かなりヒドイ扱いをするんやけど、後々ふたりは世間の目を無視して同棲し始める。とにかく大人のしがらみのなかで生きることを断固拒否する彼らとは逆に、それが出来なかった人たちが出てきます。そんなひとりが真琴のお姉さん由紀なのです。由紀は愛していた男がいたのに、両親の束縛のため挫折し、男と別れた過去がある。だから、お父さんが真琴に厳しくせずに、時代が変わったんだ、と語っているのに不満を抱いている。うん、わかるわかる、その不満。時代に迎合して主義も主張もコロコロ変えるおっさんども。真琴が自分の恋に真っしぐらに進んで行くのを見て、自分も過去に愛した男に会いに行くお姉さん。個人的にはこのあたりが一番ドラマチックで面白いと思った。もう一点面白いのが、清が家庭教師してる子のおかんとエッチして、金もらってるってとこ。このおかんがほんまに普通のおばはん。金もろてるとは言えよーこんなコッテリ熟女とエッチできるわー、てな感じで、彼らから見た大人世代はもう終わりきってるんですね。だから、そうは生きるまいと、ツンケン生きるんやけど、そんな彼らも特に創造的な生活をしてるわけじゃないから、気づかぬうちに金に振り回されて堕落の道にはまり込んでしまい、そして、金によって助けられ…みたいな感じに展開する。前半のいろいろな人物の伏線が、最後の方でちゃんと回収されていって、一見ランダムにしか見えなかったバラバラの人物が、ぴったしストーリー構造に組み込まれてて、ナルホドーってなります。が、全体としては、ちょっと面白みに欠けるかなー。ガヤガヤしてはいるけど、あまりドラマティックなアクセントがないというか…。映像的にも、後期渚作品のケオティックな中に存在する詩的秩序みたいなのがなくて、ごちゃごちゃした状況を写実的に描いていくので、そういうのが好きな人には良いかも。けど個人的には映像にももう少しアクセントがほしいなと思った。そう考えると渚監督のこの次の作品、太陽の墓場はグッとアクセントが効いてる感じする。ただ本作エンディングは衝撃! えっ! そんな終わり方! えっ! 早戻ししてもっかい見てもーたわ。
終わりがシュール。
まあまあ現代でも通ずる普遍的なテーマだと個人的に思う
旧世代への反発、やるせなく何も出来ない若者、体制に組み込まれて行かざるえないラストと疾走感がたまらない。今見ると森英恵の衣装が作品の内容とは違いエレガントで、この衣装で松竹映画なんだと思う。
1234

1234の感想・評価

2.8
いつもは題材はおもしろいが、画面が退屈極まりない大島渚だが、これはいいかんじに撮れてる
ただ今回は題材がフツー笑 当時としてもべつに新しくないんじゃないか?
床ずれ

床ずれの感想・評価

4.0
すごく面白い。60年安保のデモ行進の映像を、カラーで高画質で見られるだけでもすごい。そして新人の映画監督が松竹でこれを作るのもすごい。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.5
戦場のメリークリスマスのクライテリオンBDに引き続き松竹ヌーヴェルヴァーグとされ大島渚の鮮烈な青春映画がカンヌ国際映画祭で上映され漸く初BD化した「青春残酷物語」のデジタル修復版購入。この映画感情表現を上手く捉えていて好きな作品なんだが俺の周りの人には不人気なんだよな…それが悲しい。


‪「青春残酷物語」‬
‪本作は2度目の鑑賞…と言っても残酷な結末過ぎる為、何度も観る様な作品では無い。大島渚映画と一目で分かる政治色…本作では安保法制反対、沖縄を返せと言うビラをチラつかせたり後の彼のスタンスになる題材が此処にある。そして本作の残酷な結末と破滅へ向かう若者を一目観てくれ…‬
marina

marinaの感想・評価

3.6
川津祐介かっこよスギィ!!な松竹ヌーヴェルバーグ。大島渚初鑑賞ですが、邦画ハマりそうです。
Shun

Shunの感想・評価

3.7
日本では戦後に生まれた「悩める若者」という極めて新たな価値感・プレゼンスを世の中に突き付けた映画。ヌーヴェルヴァーグ的な作品としてでなく、当時の日本的な傑作として評価されるべき作品。
>|