すたんぐ

テイキング・オブ・デボラ・ローガンのすたんぐのレビュー・感想・評価

4.0
【ストーリー】
ババアが手に負えない。

【感想】
手持ちカメラと定点カメラで撮影された映像が一本の映画となっている、『パラノーマル・アクティビティ』タイプのPOVホラー映画。監督は『パラノーマル・アクティビティ5』の脚本や『インシディアス』シリーズ4作目(現在製作中)の監督に決まったアダム・ロビテル。
とにかくデボラ婆さんの行動が予測不可能。体感的に毎晩いなくなる。
恐ろしい形相で皮膚を剥ぐわ、口からミミズを吐くわ、ラストはとんでもないことになる。(ネットで出回ってるからご存知の方も多いと思う。)
婆さんが画面に映っているときも、夜中に家や病院からいなくなったときも身構えてしまう。気分が落ち着いたかと思ったら急に襲いかかってくるフェイント攻撃!情緒不安定にも程がある!しかし、デボラ婆さんの秘密を知ったとき・・何とも言えない気持ちになる。
目を背けたくなる拷問のような治療は、案の定何の役にも立たない。この流れは『エクソシスト』とそっくり。
基本は『パラノーマル・アクティビティ』だが、婆さんの奇行の数々と設定に捻りの効いたババアホラーの傑作。暗闇の中、何をするかわからない婆さんを探さないといけないシチュエーションとか勘弁してほしい。
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