おまつ

ソード・オブ・デスティニーのおまつのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

これはひどい。
傑作、グリーン・ディスティニーから続投したのはミシェル・ヨーとなんだか安っぽく見えるようになった碧名剣だけ。
キャストを一新し、どんな後日談になるのかとても期待していたのですが…。

前作でも触れられたリームバイの親友でありユーシューリンの婚約者が実は生きてました!と、設定をぶち壊した挙げ句、謎の魔女(本当に謎。何者なのか説明してよ。)が分身したりと、武俠映画に要らないファンタジー要素もミックスしてきてグリーン・ディスティニーの雰囲気ぶち壊し。

アン・リー監督がキン・フーの武俠映画の傑作、侠女の竹林での戦いをオマージュし、自然の美しさを表現していたのに対し、今作も映像の美しさを意識してるのは伝わるがではCG感が強すぎてとても残念。
そもそも、薄着だったはずが少し走って移動したら雪と氷の湖って、無理矢理過ぎ。 

ストーリーも武術界統一を目論む悪が碧名剣を奪おうとしてるから守るだけという単純で薄っぺら、登場人物も魅力的な人物がおらずぺらぺら。なにもかもが安っぽい。

とてもグリーン・ディスティニーの続編とはとても言い難い駄作です。
スター・ウォーズ789くらいの駄作。
唯一の救いは、さすがユエン・ウーピン。アクションはそこそこ見応えありました。
しかし一部CGに頼った部分もあったのが残念。ワイヤーアクションでしっかりキメて欲しかった。
おまつ

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