2017年5月26日公開。 監督は吉田大八。
原作は三島由紀夫の小説。
お天気キャスターのおじさん(リリー・フランキー)が、空飛ぶ円盤を見て自分は火星人だと自覚して奇行に走るお話。
序盤のテンポの良さとグイグイ引き込まれる映像に、やっぱり吉田大八監督だなとテンションがあがった。 しかし中盤から失速。 前作の『紙の月』も同じような感じだったので、なんとも残念。
リリー・フランキーはいい感じなのだが、妻役の中島朋子が地味すぎるし、娘役の橋本愛が美人って設定もかなり無理があると思う。 全然かわいくないぞ! ジャニーズ枠の亀梨和也も、全然魅力なし。 キャストがダメすぎる。 お天気キャスターの女性も、もっといいのが沢山いるだろうに・・・。
あと全員来てる洋服がおかしいのだが、これも演出なんだろうか・・・。 見ててつまらないファッションでした。
それぞれが宇宙人である事に目覚めたりして、おかなしな展開なのだが、地球温暖化なんて全然怖くないので、リアリティが感じられなかった。
1999年は地球あやうし!な設定もそれなりに楽しめたと思うのだが、今となっては地球なんてどうでもいいので、興味を引かないのだと思う。
吉田大八監督の次の作品に期待します。