三島由紀夫原作という先入観からくるエネルギーのみで観切ったという感じ。だけど面白かった。所々退屈だったのに、何故だろう、面白かった。意味が分からないという消化不良的なもやもや感が残る。それがまた不愉快ではないんだな。
この奇怪なやり取りの全ては病気になったお父さんの夢オチ？など、勘繰ってみたりしてしまったが、そんな事はなくて、作品としての強さを感じた。
原作を読んでみよう。カフカの変身を早く読み終わらねば。
そう、佐々木蔵之介を映画館で初めて観たのだがキャラクターと相まって最高だったな。
目の覚める音楽も強烈だった。興奮してついニヤけたよ。
そうだ、この映画はしょっちゅうニヤけた覚えがあるな。
