僕はこういう画面から伝わってくる違和感のある笑いがとても好きです…。たぶんメッセージを込めたちゃんとした作品なんだろうけどコメディにしか見えなかったですね…。『VISUALBUM』や三木聡作品にある静けさのある異常さ。
あと音楽もシンセサイザーを使われてたシーンは笑けてきてテンション上がりますね。
原作の三島由紀夫は地球での人間の存在意義を論じてるけど、映像化するととにかくオカシイ。あまり異星人の片鱗を見せないし。
あと亀梨くんが女の子にエロいことしようとしてるシーンがあって「もういいんだ」と思って今後この人は色んなことやっていくんだろうなと期待。
って個人的に笑いばかりに行きがちだけど、ラストに向かうシーンの中で主人公が車の中から東京の街を見て呟く一言が、こんな世界を肯定してくれていて嬉しくなった。
とにかくこんな変な映画観れて良かった。
