Kaori

メットガラ ドレスをまとった美術館のKaoriのレビュー・感想・評価

5.0
最高。学芸員、キュレーターに憧れていた人間が見ると感動しすぎて終始涙が溢れそうになる。

今日、アートの世界では展覧会や、地域のアートビエンナーレに対する問題が盛んに問われていて、キュレーターやアーティストの思いが伝わらずに勘違いされたり、すぐクレームに繋がる世の中。しかもこの映画の難しいところは、今の世間ではアートとみなされていないファッションの展覧会だというところ。でもこの映画を観た人が少しでもファッションに対する理解が広がったら、もっと研究や保存も進んで行くんだろうな、って希望が見える。

途中に出てくる中国のインタビュアーの女が馬鹿すぎてイライラした。温故知新という言葉を知らないのかしら。なーんてイライラするところもあるけれど、ファッション好きな人もそうじゃない人もオススメです。
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