ダークユニバース計画頓挫後に再始動したユニバーサル怪奇ホラー映画。
感想自体はただ「怖っ！もう観たくないわ！」と言うだけでも済んでしまうが、ビジュアル面・主人公の精神的追い込みという特筆すべき二点については言及しておきたい。
まず透明人間のビジュアルが良い。勿論見えない事の恐怖を丹念に描いている作品ではあるが、いざ見えた際もゾッとする程恐ろしい。一見某親愛なる隣人とそのヴィランのようでもあり、しかしよく見ると“監視する怪物”を全身で体現している事がわかる。この容貌が非常に生々しくておぞましい。呼吸するの不可能じゃね？等とツッコミを入れるのは野暮か。
精神的に追い込まれ、社会的立場も堕ちていく主人公の描かれ方も良かった。主人公に対する仕打ちに「もう勘弁してあげて！」と言いたくなったのは「愛のむきだし」観て以来。
