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インディ・ジョーンズと運命のダイヤルのo219028tのレビュー・感想・評価

4.0
言うまでもなく、この映画の主題論的な統一は、インディ・ジョーンズの老いによって維持されている。それは映像の枠内における各種要素(俳優、大道具、セット、空間)に演出されている。映画という時間体験の中で一本の作品として実際に向かい合う瞬間は飽くまで「現在」でしかないはずなのに、この映画の「現在」は常に「過去」を意識させる。唯一、彼の過去を意識させる運動の持続が紛れもない「現在」に翻る瞬間だけは誰も無頓着でいることは許されない。
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