2019年10月
CSにて視聴。
監督降旗康男、カメラ木村大作の両巨匠が作った2時間ドラマ的な印象。
富山の景色と映像美が印象的だがそれとはかけ離れた一目でわかってしまうCGには興醒め。
涼子とチンピラの関わり、涼子の過去には一切触れない事、幼少期に殺人に加担した人間が現職の刑事として職務を全う出来るのか？千住さんのヴァイオリンの泣きのフレーズ、多用し過ぎて逆に泣けない。などなど気になる所はいくつもあったが女優陣の演技に救われた感じ。
長澤まさみさんの抑えの効いた演技や安藤サクラさんの慈悲愛に満ちた安定の演技はやはり秀逸。
エンディングの市原愛さんの美しいソプラノが聴けたのは嬉しいサプライズ。
個人的に降旗康男はどうしてももう少し日本の北側の土地で季節は冬、主演は高倉健さんだとシックリ来るというイメージが拭えない。
