トランスジェンダーの女性リンコと、その恋人マキオ、マキオの姪であるトモの３人が疑似家族になっていく過程を描いた作品。
あたたかく、心がほっこりする映画でした。そして、知らないうちに涙が流れている、、、そんな感じでした。
トランスジェンダーという難しい役だと思いますが、仕草や佇まい、声のトーンや話し方など女性よりも女性らしく、美しいと思いました。私の中では主演男優賞です。
そして、本作ではトランスジェンダーに対してまだまだ理解が進んでいない、そんな現実が描き出されており、そのもどかしさや腹立たしさを恋人の桐谷健太さんや姪の柿原りんかさんが様々な形で表現しています。
リンコさんの母親以上の愛、トモの母親の自分勝手さ、、、周りからみれば、きっとトモ自身でも分かっていることだと思うけど、やはり実の母親以上の存在っていないんだろうな、悔しいけど。きれいな話で終わらない、最後まで素敵な映画でした。
