りんこさんが編んでいた物をみんなで投げ合うシーンが好きでした。
全体的にふわりふわりとした毛糸のような雰囲気で、
けれど確かに毛羽立つ差別の問題にも向き合っていて、
温かくて切ない作品でした。
りんこさんのお母さんは優しい人だな。だからりんこさんも優しくなれるんだな。
個性と呼ぶには難しい所だけど、自分が生まれてから生きていくのに、しんどいことを抱えたままなのはしんどい。
編み物に変えて溜めこんでいるものを吐き出したり、少しずつ他人に認めてもらえる事は素晴らしい。
人に理解されにくい趣味と一緒だな。
否定しなくたって、そういう事もあるんだなって気持ちでいられればいいですね。