あかね

ドラゴン・タトゥーの女のあかねのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.8
よくもあんな長く複雑な話をこんなに分かりやすく出来たなぁと感動。あの多すぎて混乱するヴァンゲル一族も的を絞ってとても分かりやすくなっていた。オープニングもめちゃくちゃカッコいい。
要点を抑えて事件解決までぽんぽん進む。特にリスベットの人物描写が丁寧で更に彼女が好きになりました。ビジュアルの完成度も半端ない上に、レイプリベンジのシーンも想像を超えて激しくて、独自の善悪の価値観をはっきり持ったリスベットらしさが表れていてカッコよかった。

逆にミカエルの良さがあまり見えてこない部分があって少し残念。リスベットが彼を衝動的に誘惑したりしたのは、彼の性格に惹かれたからなんですが、映像で観ると少し分かりにくい。例えばリスベットがわざとミカエルのパソコンをハッキングして彼を挑発するシーンとか。
とはいえ、リスベットとの邂逅のシーンではパーソナルスペースに自然と入り込んでくるミカエルの良さが出ていて素敵でした。

続編観たいなぁ…(;_;)
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