このレビューはネタバレを含みます
こんなに良い映画があるなんて。
主題歌、元々好きな曲だったけどこの映画に使われているのは知らなかった。観た後に聴くともっと好きになれる。
大きな罪を犯しても、人に親切にして感謝されて、汗かいて労働してお風呂に入ってご飯を食べて、まともな人間のように生きているといつのまにか上書きされて、勝手に赦されたような気持ちになってしまう。勝手に生まれ変わってしまう。人間ってそういうもの。狡い。後悔したって遅いのに。狂わされた被害者たちの人生は重苦しいままなのに。
箸の持ち方が下手で、育ちの悪そうな主人公だけど一度も食べ物を不味いとか嫌いと言わなかったのが印象的だった。